​ vol.17 ウズベキスタンの音楽と宗教

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​口琴を弾く女性

古来シルクロードの要衝であった中央アジアのうち、ウズベキスタンを取り上げ、この地域の音楽と宗教(イスラーム)の文化を紹介します。この地域の文化は、オアシスに暮らしたイラン系の定住民の文化、ならびに草原に暮らしたモンゴル・テュルク系の遊牧民の文化の「融合体」を基層とします。そのうえに、アラブ人がもたらしたイスラーム文化が歴史的に加わっていきます。今回の寺小屋シネマでは、第1部においてモンゴル・テュルク系の遊牧音楽を紹介します。遊牧音楽とは、遊牧民はそもそも文字を持っていなかったので、集団の記憶を叙事詩として暗記し、子どもたちに言い伝えたことから成立していった文化です。第2部においては、イラン系の定住民のイスラーム文化を中心に紹介したいと思います。私が撮影した映像を見ながら、お話させていただきたいと思っています。

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​和崎聖日 Seika Wazaki

プロフィール:中部大学人文学部講師。専門は人類学、ないしは中央アジア地域研究。ウズベキスタン協会元理事。

2002年から現在にいたるまでウズベキスタンで現地調査をおこなっている。2007年からはウズベキスタン共和国科学アカデミー歴史研究所に所属しながら、約3年間の短期間ではあるが、国内東部フェルガナ盆地の農村で暮らした。研究業績としては『ウズベキスタンを知る60章』(帯谷知可編、2018年/分担執筆者)や「ウズベク語におけるクルアーンの翻訳と解釈について」(ハサンハン・ヤフヤー・アブドゥルマジード著、木村暁と共訳『日本中央アジア学会報』15、2019年[近刊予定])などがある。